次亜塩素酸水の定義

 厚生労働省が定める次亜塩素酸水とは、殺菌科の一種であり、食塩水(塩化ナトリウム水溶液)や塩酸(いわゆる酸)を電気分解する事により作られる「次亜塩素酸」を主成分とする水溶液の事を示します。電気分解での製法やpH値・有効塩素濃度は厚生労働省によって定められており、その違いにより強酸性・弱酸性・微酸性の次亜塩素酸水に分けられます。
※漂白剤として有名な「次亜塩素酸ナトリウム(アルカリ性)」とは違い「次亜塩素酸水」は酸性であり、食品添加物として厚生労働省により認可されており、その安全性が検証されています。歯周病予防、口内殺菌、虫歯予防などの効果があると言われています。

不活性化できるウイルス

 ・インフルエンザウイルス
 ・ノロウイルス
 ・SARS
 ・MARS
 ・新型コロナウイルス ect…

特質点

 次亜塩素酸水は、取り扱う際の有害物質の生成(トリハロメタンやクロロフォルム)が、他の除菌剤と比較する際に取り沙汰されているが、弱酸性のため水道水程度で人体に有害のあるレベルではない。
※次亜塩素酸ナトリウムに関しては強アルカリ性のため、ppmによっては人体にはかなりの害がある。

– 『ppm』について –
 次亜塩素酸水などに付帯している『 ppm 』ですが、これは、%(パーセント)と同じように使います。ppmは百万分の1を表しますので、100万ppmが100%と等しくなります。ちなみにppmの上限値は100万です。

※10%…10万ppm / 1%…1万ppm / 0.1%…1,000ppm / 0.01%…100ppm / 0.001%…10ppm / 0.0001%…1ppm

除菌現場における次亜塩素酸水の立ち位置及び具体的な効果

 厚生労働省では「微酸性次亜塩素酸水」57ppm(PH5.2)を使って以下の細菌類を用いた殺菌効果(1分以内)を実施し、効果測定を行いました。

・細菌…黄色ブドウ球菌、サルモネラ菌、黒コウジカビ、MRSA、大腸菌、レンサ球菌

結果:インフルエンザウイルス、ノロウイルスまた、高い耐性を持つ「有芽胞菌(壁をもった細菌)」に対しても50ppmの微酸性次亜塩素酸水での有効性が確認されました。※次亜塩素酸ナトリウムの半分以下の塩素濃度で高い殺菌効果が確認されています。

 次亜塩素酸水はウイルスや菌に対しては高い殺菌力を示しますが、食品に対しては 無害であり、栄養成分に及ぼす影響もない、すばらしい水溶液であるという事です。50ppm以下の次亜塩素酸水であれば、ヒトの皮膚に触れても大丈夫です。次亜塩素酸の性質によると、有機物に触れるとただの水とごくごくわずかの塩とクロラミン(窒素化合物:塩素系の臭い:プールの臭い)に分解されますのでその安全性も有名です。